15日目 (画像なし)

秩父別ファミリースポーツ公園〜神楽岡公園少年キャンプ村

やりたくない雨の中の走行。とりあえず旭川入りしたので、今日はここまで。しかし、もうちょっと足を延ばせば良かったとテントの中で後悔するのであった。やっぱり雨の日は屋根と壁が欲しい。明日も雨だし、濡れたテントを撤収すると後で乾かすのが面倒だし、テントは少し浸水しているし。テント広げてからいろいろ後悔中だ。

ちなみに今回の(画像なし)というのは、この一枚ぐらいしか撮影してないから(画像なし)です。変わりに13日目の画像追加しました。珍しくワイマックスが繋がったので。



朝起きるて空を見上げると、南の空が黒く染まっていた。雨はまだ降っていないが、微妙にテントが濡れている。できればテントをしっかり乾かしたいが、待っていたら余計に濡れる。手早く撤収し、レインウェアを着込み、7時に出発。キャンプ場を出ると同時に、雨が降り始める。ぎりぎりセーフだ。ちなみに微妙に出発が遅いのは、寒くて寝袋の中でごろごろしてたためです。
午後から本格的に天候が悪くなるそうなので、昼までには旭川に着きたい。雨でペースは落ちるが、問題ないだろう。
セイコーマートカツゲンを補給したところで雨が止み、この隙に距離が延ばせると加速する。はずだったが、雨は止んだが風が出た。もちろん向かい風だ。まったく速度が出ない。ゆっくりと進む私の横を車が抜き去っていき、そのたび水しぶきが体中にかかる。心の中で中指を立てつつも前へ進む。
ゆっくりと、しかし順調に進む。道道98号から国道12号に入り、交通量が一気に増える。どうにも走りにくい。そんなとき目に入ったのが自転車道。これは助かる。整備状況は完璧とは言えないが、それでも車に怯えなくていいのは良い。だが、人気が無く、暇。旭川まで残り10キロだったが、とても長い10キロになった。
旭川市に到着し、最初に目に付いたセイコーマートで休憩。休憩中自転車が趣味の道民の人とおしゃべり。これからの冷え込みは油断しない方がいい、と忠告された。いや、もう既に限界です。
その後、コメントにあった秀岳荘へ。1時間近くショッピングを楽しみ、買ったのはペグと熊鈴、そして枕。ダイソーで買ったエア枕の寝心地が悪いため、今度はちゃんとしたイスカのエアピロー。少し収納サイズが大きくなるが、ワンランク上だとかなりふかふかで寝やすそうだったが、収納サイズが一番小さなものを選択。枕は今までボトルや衣類袋などいろいろ試したが、やはり枕は重要だ。
ちなみに買ったペグはネイルペグ。見た目で選んだが、使ってみていい感じです。根本が黄色だったのだが、これが暗くなっても目立つのが良かった。でも、固定力(?)は付属のあアルミペグと大差ない感じか。
思ったほど買わなかったのは、そのとき手持ちが3000円しかなかったのだ!本当はマグカップとかシュラフカバーとかも欲しかったが、またの機会だ。
買い物を終えると、外の雨足は強くなっていた。店員の方と少し話をしたところ、天気は明日午後までこの調子だそうだ。
とりあえず近くに道の駅があるので、そこで休憩してどうするか決めよう。雨の中ペダルを踏む。進まない止まらない曲がらない。…もうどこでもいいからテント張って寝たいです。
道の駅あさひかわに到着。入り口に自転車を止め、レインウェアについた雨を払う。そのとき、ポケットに入れていた旅レコが浸水していることに気づく。なに、乾かせば使えることは神奈川福岡編で実証済みだ。
そんなときライダーの人がいたので少し話をする。雨で足止めを食っているのは自転車だけではないようだ。
その後道の駅のレストランで昼食。今日は豚カツ定食。3連続とんかつだ。肉だ!肉を食わせろ!頼んでから名物があるのを知って少し後悔。
昼食後、休憩所で午前の出来事をポメラでつづる。つづっていると、先ほどのライダーさんがまだいたので、いろいろと旅の情報交換。他人の旅のスタイルは参考になる。今日は屋根のあるところで寝たいので、ライダーハウスで泊まろうか悩んでいた。
そんなこんなで気がつくと1時間以上話していた。もう私は今日泊まるところを決めており、時間には余裕があった。今日の宿泊地は神楽岡公園少年キャンプ場。もうちょっと美瑛に寄りたかったが、こんな天気のなか走りたくはない。素直に休もう。無料のサイトなので、明日は雨が止むまでいてもいい。という考えだった。
ライダーの方と別れ、小雨降りしきる中公園へ向かう。神楽岡公園はとても大きな公園で、キャンプ場は一部だ。どこでも張れそうだが、張れるのは一角なので、どこに張っていいのか迷う。炊事場は地元の人たちがバーベキューをやっているが、できることなら炊事場の近くにテントを張りたいので、微妙な距離に設営。雨でサイトはぬかるんでおり、一部は水たまりができていた。テントが水没するのは笑えないので、極力平らな場所を探す。できれば屋根のある場所がいいが、わがままは言っていられない。
ちなみにこのキャンプ場、あくまで公園の一部なので、いまいち居心地はよくないです。カラスも多く、北海道にしては珍しく虫も多いです。そして、キャンプ場のトイレは電気がつかない代わりに自動で音楽が流れます。微妙に音程がずれているので、なんか不気味すぎる!

設営後、買い出しへ。とりあえずタイヤのチューブだ。今パンクすると替えのチューブがない。実は緊急事態なのだ。
スポーツバイクを扱っている店はここから5キロほど。荷物のない自転車なら楽々、といいたいが、雨の中だと辛いことには変わりない。なんとか到着するが、「26インチなんてないよ(意訳)」とあっさり玉砕。仕方ない、ホームセンターならあるかも。だが、玉砕。なんで!?ロードバイク用の700cがあるのに26×1.25はないの?時代はMTBからロードバイクなのか。私も本来はロードバイク乗りだから分からなくもない。しかしパーツの入手が容易と思ってMTBで走っているが、見事に時代を間違えたらしい。みんなはロードかクロスバイクで走ろうね!
そして、結局手ぶらで帰ってくる。せめてコンビニでご飯でも買ってくれば良かった。
それにしても雨の日に走るとブレーキの消耗が激しい。今日だけでかなり消費してしまった。ブレーキレバーの調整ねじでは調整しきれないので、張り直し。シューの残りが少ない。予想以上の消費量だ。スペアのシューを持っていないので、チューブと併せて購入しなければ。
しかしとりあえず飯だ。パスタをゆがき、食べる。おかずに缶詰の鶏肉。パスタを湯がいていると、荷物を満載したアメリカンバイクがやってきた。手が放せないので、遠くから挨拶。パスタをゆがき終わる頃には移動した。私がいたのがまずかったか!?
食後のお茶をすすりながら、やっぱりもうちょっと足を延ばして美瑛入りしたほうが良かったかな?と後悔。午後は雨足も弱まっていたので、目標としていた美瑛のライダーハウスに問題なく到達できたはずだ。もしかすると天候次第では明日もここで一泊することを考えると、余計にそう思う。
そういえばキャンプ場の隣に大きな東屋(?)があった。天候次第ではそっちに移動かな?下見しておこう。行ってみると、先客がいた。テントがあるが、近くにバイクも自転車もない。旅人だと思うのだが、テントのライトは消えているし、もう寝ているのかな?もし起こすことになると失礼なので、スルー。
それよりも、よく見ると壁にコンセントを発見した。まさかの電源ポイント!?テントに戻り充電セットを持って試してみるが、残念!通電していなかった。まあそうだろうと思ったさ。
そういえば東屋に行く途中、動物がいた。猫かな?いや、違う。もっと尻尾がふさふさしている。まさか狐?野生のイタチやリスは何度も見たが、野生の狐なんて始めてみた。さすが北海道。
テントに戻ると時刻は6時。起きてても仕方ないので寝る準備。困ったことにテントの一部が浸水している。グラウンドシートなんていらないと思っていたが、さすがにここまで濡れた場所に設営するのなら必要だ。今度ブルーシートでも買ってきた方が今後も役に立ちそうだ。唯一濡れない銀マットの小さなスペースが、今日の安らぎ空間。…狭い。


明日の行動は未定。行けそうなら美瑛入りします。無理そうならここで待機します。天候次第です。