自転車レストア記2

写真はブロンプトンのサドル。写真じゃあまり良くわからないと思うが、光沢が無くなってきている。革サドルは生き物なので、年に一度は栄養を与えないと死んでしまいます。ということで、今日は食事の日。サドルを外して磨いて、オイルを塗って乾燥。そして磨いて完成です。
で、そういえばレストアしている自転車も革サドルだった。数十年放置されてサドルがガサガサ。交換する気満々だったが、もしかして、まだ生きている?そう思ってサドルを見てみたのだが…。
なにこのカツオブシ。いや、サツマイモ?どちらにしてもサドルには見えない。これは…さすがに無理か?

いや、諦めたらダメだ。幾ばくかの希望があれば、あるいは…。

というわけで洗って干して、
オイルをベチャベチャに塗ってます。これでどこまで復活するやら。

革サドルについて一言。馴染めば最高の材質。ブロンプトンに付けた当初は石の上に座っているような感覚でしたが、今では私のお尻にジャストフィット。まさに石の上にも三年!今では快適すぎて困るほど。ちなみにここまで3年以上かかってます。やけに時間がかかっていますが、これはオイルを塗り忘れていたため。最初一年はなじませるため、結構頻繁に塗っていいと思う。それでも一年はかかると思う。

あまりに快適なものでロードバイクも革サドルにしたいのだが、革サドルは兎にも角にも「水に弱い」。それにこうやって定期的に食事を与えないといけないし、セラSMPのサドルは買ったその瞬間から座り心地もいい。あと、ロードバイクはレーシーな外観でいたいのだ。


レストアしている自転車は、なるだけ当時の面影を残してあげたい。ということで、革サドルを使う予定。なので、できれば復活してほしいもの。
しかし数十年という歳月は長い。私が産まれてくる前から、ずっと倉庫の奥に眠っていたのだ。そう考えるとスゴイ。幼稚園で暴れていた時、小学校で先生にマジギレされたとき、中学校で塾通いしていたとき、高校で選択科目が書道になってしまった時、専門学校でバイトに勤しんでいた時、そして就職後ロードバイクを買った時。その影で、ずっと倉庫の中にいたのだ。
まあ、見つけた以上走らせてやるよ。待っててね。