続2日目


道の駅「豊前おこしかけ」〜道の駅「くにさき」の裏
(上の地図の位置とは異なります)

画像マシマシ宣言から二日目。今日もWiMAX圏外につきアップロードできず。まじサーセン
調べたら大分ってWiMAXほとんど来てないじゃないですかー!やだーー!
眠れなかった。久しぶりの野宿に緊張しちゃった、テヘペロ。というわけではなく、ものすごく単純にトラックがうるさかった。深夜に何度も起こされ、気がつけば朝。うっかり二度寝し、テント撤収は道の駅の店員さんとおしゃべりしながらだった。

自動販売機のコーヒー片手におじさん達と少しおしゃべり。
中途半端におじさんと仲良くなったところで6時半に出発。今日は行けるところまで行きます。
昨日とは打って変わっての曇天。朝は冷え込んでいたが、火照る体には丁度よかった。


少し走って大分県入り。歩道が広くほぼ平地のため、かなりいいペース。

8時を少しすぎ、ここで少しコーヒーブレーク。場所は安心と信頼のマック。あわよくば電源が確保できればと思ったが、残念ながら確保ならず。あとwifiも接続できず。

少し進み、看板に宇佐神宮の文字が見えた。かなり時間には余裕があるので、少しよってみることに。
が、予想以上に規模が大きく、これは周るだけで1時間かかりそうだった。ということで中止。駐車場の「さわやかトイレ」で"さわやかさ"を補充して出発。

ココから先は海沿いルート。地図を見ただけでゲンナリしたが、走るとさらにゲンナリする。グネグネの上り坂を登ると、グネグネの下り坂。ブラインドカーブからはトラックがセンターラインをはみ出して来たりと、なかなかのスリル。心身ともに疲れる…。
このあたりはほとんど人が住んでいないが、そんな中で場違いなほど車が止まっている場所があった。

そこが「あわしま公園」。次から次に車が入っていくのを見て、気になって寄ってみることにした。

なるほど、そこには綺麗な桜並木が存在した。みんな花見目的だったようだ。曇天なのが難点だが、それでも綺麗に咲いた桜は十分に綺麗だった。しばし自転車を止め、今年初めての、たった一人の花見を楽しんだ。
体力が戻ったところで再出発。ふたたびアップダウンが続く。


そうこうしている内に、第一目標だった長崎鼻キャンプ場に到着。しかし時刻は正午。ゴールにはまだ早い時間だ。
ということでさらに前へ。相変わらず自転車に優しくない道が続く。

そして道の駅「くにみ」に到着。くにみでは謎のタコがお出迎え。ここではタコめしが有名だとか。昼食をとるため食堂へ。タコめしを頼もうと思ったが、「はも重」が気になり注文してみた。

説明では「たんぱく」と聞いていたが、確かに「たんぱく」だった。あっさりしていて美味しかったが、ウナギの方がいいとは言えない。

自転車に優しくない道が続いたためか、自転車のブレーキを再調整。ブレーキレバーの緩みなど、たぶん前回の装備より振動を拾うようになったのが原因かもしれない。明らかに手のしびれなどが以前の装備より大きい。タイヤの違いか、カーボンハンドルの効果だったのか…。

途中素堀のトンネルをくぐったりしつつ前へ。くにみを越えたあたりから海岸線のルートとなり、アップダウンも無くなる。

走りやすいのは嬉しいことだが、さらに嬉しいことにサイクリングロードが整備されていた。一気距離を稼ぐことができた。
しかし途中でルートが途切れ国道に戻されたり、犬と競争したりしつつ、最終目的地である道の駅「くにさき」の到着。どうでもいいが「くにさき」は「国東」と書くが、今日の昼まで「国東」が「くにさき」とは知らず、「くにさき」が見えないことに焦りを感じたのは秘密。みんなはちゃんと国語を勉強しようね。
道の駅に到着したものの、テントが張れるような雰囲気ではない。サイクリングターミナルという宿泊施設があるのだが、微妙に高い。奥のキャンプ場もオフシーズンのためか荒れ果てており、使う気にはならなかった。少し付近を走り回ったが、いい場所はない。今日はこれ以上進むのは危険だし、ここは素直に道の駅の隅に寝ることにした。
とはいっても時刻は4時。日没までまだ時間がある。だいぶ時間を潰さないと行けないので、こういうときは信頼と安心のファミレス。少し戻ったところにジョイフルがあったので突撃。
日本一周前半戦で猛威を振るった「朝マック、午後ファミレス」の黄金パターン復活である。
春休み中であろう生徒達でごった返していたファミレスを後にし、店の外へ。まだ日があるので、近くの電気店へ。マルチタップを忘れたので現地調達するため。これが無いとホテルとかに泊まったとき地味に苦労するのだ。

日も沈んだので、道の駅へ戻る。裏の公園のような場所にテントを設営。少し風が吹いていたのでペグダウンしたが、ペグハンマーを忘れたので靴で踏んだら案の定曲がったなり。後から買い足したネイルペグは無事なので、ケチらずちゃんとしたペグに買い換えるべきだと認識した。それ以前にペグハンマー忘れるべからず。
設営が終わる頃には外は真っ暗。なんとなく道の駅裏の海岸へ足を進めた。
静かな波の音が聞こえる。そらは灰色の雲。晴れていれば満天の星空が眺めただろうに、ちょっと残念である。そんなとき海岸を走る影を見つけた。野良犬かと思ったが、あの尻尾モフモフ具合から、キツネだろう。そういえば北海道のキツネはエキノコックスをもっていたが、九州のキツネはどうなんだろう?子供の頃モフモフしてた記憶があるが…。
テントに戻ってブログ更新。今日は比較的静かなロケーションなので、就寝できそうだ。ただし今日は銭湯を見つけられなかったので、ギャッツビーで体拭いただけで気持ちが悪い。そして、テントの後ろは墓場で、奇妙な気配を感じる。…なに、大丈夫さ。

安いはずのサイクリングターミナルに泊まる金をケチって、その隣にテントを張る私。端から見たらちょっとした「社会の縮図」に見えるのかもしれない。どっちが敗者でどっちが勝者なのかは、日を見るよりも明らかである。


さて、明日以降は「やまなみハイウェイ」攻略に備えた行動をとります。セオリーなら道の駅「ゆふいん」に行きたいのですが、ここで北海道で獲得した「雨男」の能力が足を引っ張ります。明日はともかく、明後日が雨みたいです。どんないい道も「雨」というスパイスが加わるだけで台無しです。ここまで来てそれは嫌だ。なので、阿蘇山入りは天気を見てから行こうと思います。雨をどうやり過ごすか。一日道の駅で空を眺めるのも嫌ですし、どこか安宿を見つけて籠城するかもしれません。もしくは「飛行機ファン」という隠された能力を発動して大分空港に居座ってもいいかも。どちらにしても電力は無限じゃないのでどこかで補充しないと行けません。なにげにXZ-2がピンチなり。
ということで、天気予報しだいです。現在の予定では別府で一泊し、明後日道の駅「ゆふいん」で雨をしのぐ予定。まあ、もはや旅ではなく放浪なので、うっかり大分まで足をのばすかもしれませんが。