66日目

現在地 道の駅「村田」

ゲストハウスを出発し、目指すは仙台市街。せっかくだから牛タン食いに行くぜ!と、その前に朝飯だ。ということで朝ガスト。朝ガストのコストパフォーマンスの高さはやっぱりいい。ていうかそもそも朝からやってる店が少ないから、だいたい朝はマックかガストになるのは仕方ないのだ(言い訳)。

食事を終え自転車の元に戻ると、あれ?場所が動いている。壁に向かって縦に並んでいるところ、倒れないように壁に立てかけていたのだが、整列させられていた。動かすのはさぞ重かったろうに…。しかも倒れそうでドミノ倒し寸前だった。

次に向かうはヨドバシカメラ。この様子はチャリカメ成長記参照。ここでカメラ用の新しいレンズを購入。さあ、いい感じに時間がつぶしてお昼時。牛タン食うぜこの野郎!ゲストハウスお勧めの牛タン屋へ向かう。で、このとき気の迷いでアップルマップでナビしたが、結果は言わずもがな。
そしてお店の前に来るが


定 休 日 !


ナンテコッタイ!だが、ここで引き下がるわけにはいかない。ここは仙台。牛タン屋は福岡のラーメン屋なみにあるはずだ。
てなわけで近くの牛タン屋に入ったわけだが、ランチメニューにそんなものは無かったのだった。今更店を脱出することもできず、普通にランチを食べて退店。なにしに仙台に来たし。
仙台で収穫が無かったわけではなく、アップルマップのナビで迷走しているとき自転車屋を発見。ブレーキシューを購入できた。ついでに蔵王についての情報も聞いてみた。うん、行かないことが決定した。

移動が午後からとなり、あまり移動できない。道の駅「村田」に照準を合わせ、移動開始。国道4号を走っても良いが、遠回りになる。なので、一直線を突っ切るルートを選択してみた。これが大失敗。道は最悪で、曲がる場所一つ間違えたら大惨事。走りにくいったらありゃしない。
そんなとき、事件が起こった。

狭い道だった。横は断崖絶壁。見通しが悪いのでゆっくりと走る。そのとき、後ろから車が近づいてきた。道を譲りたいがこれ以上横には寄れない。あと数メートルで道路が広くなるからそれまで待っててね〜、と思いながら走っていると、強引に抜きにかかられた!
わわわわ!そのとき一際狭い場所なので落下防止のガードレールがあった。ガードレールと車に挟まれそうになる。ハンドルを左に切ればガードレールにあたり、落下して死ぬ。右に切れば車に当たり、最悪痛い。迷わず右に切り、衝撃が走った。







ざんねん!わたしのぼうけんはこれでおわってしまった!




にはならないから大丈夫。私は意外とタフなのです。その後車の運転手に殴りかかれそうになった。車が傷ついたからだそうです。謝られるならまだしも、その発想は無かった。
その後は大人の対応。平和的に解決。通常時なら保険金貰いたいけど、旅の途中なので面倒な手続きは嫌なのだ。
自転車もさすが鉄フレーム、問題なし。カーボンなら(フレームが)死んでいた。オルトリーブのバッグも問題なし。旅は続けられる。
なぜこんな重装備なのか聞かれ、旅していることを伝えると呆れられ、は「東北に遊びに来るな」的なこと言わる。ああ、やっぱり東北では自転車旅行者は良い目で見られてないのか。それが分かったのは良かった。早めに東北圏から脱出した方が良さそうだ。


ともかく、先へ進む。途中のコンビニでコーヒーブレーク。もうちょっと東北を巡りたいが、迷惑かけるわけにも行かない。もうすぐ福島か…。福島もまた震災の時に縁のある場所だ。主に原発関連で。あ、私は普通の人の数百倍は被爆しているので、近寄らない方がいいですよ。全然元気ですけど。
地元のおばちゃんと話しながら、いろいろと元気づけられる。旅に肯定的な人も、いるにはいるんだな、と思い、道の駅へ到着。
まだ日が落ちていないので、道の駅のレストランで閉店近くまで時間をつぶす。閉店後も日没までぶらぶらする。併設されていた歴史博物館のような場所に行くが、結構楽しかった。
こういった場所にはあまり寄らないが、もっと寄って良いかもしれない。寄り道しないのには理由があって、自転車から離れたくないからです。自転車が好きすぎて、誰かにイタズラされる可能性があるのを極端に嫌うからです。なので、今後も寄ることはないと思う。本心は美術館なんかにも寄りたいんだけどね。となると、次はバックパッカーか?

日没し、テントを設営し就寝。の予定が、トラックが近くに止まり、エンジンかけたまま朝まで停車。エンジンかけているのはエアコンのためなのだろうか?そんなに寒くないだろう、北海道に比べれば。北海道ではギリギリだったモンベルの寝袋も、ここでは暑い。南下するに連れ日々暑くなっているのを感じながら、今日も汗をかきながら寝るのであった。