61日目

妻の神広場キャンプ場〜北上総合運動公園キャンプ場

昨日書き忘れたネタ。人から話しかけられる際、「学生さんですか?」と言われることがある。まあそれは慣れた。しかし昨日言われたのが「どこの学生さん?」。
…学生さんは確定かよ!

以上、どうでもいいネタでした。

朝起きると、雪国だった。

とまではいかないが、霜が降りていた。夜露ではないのか…。東屋の中にテントを張って正解だった。

6時に起床し、食事の準備。昨日のうちに米を水に浸けていたのですぐに出来上がる。テントも濡れていないので撤収も簡単。なんと出発は7時。いつも9時10時に出発する私には驚異的タイムである。他のチャリダーさんは夜明けと共に走ってるみたいだけどね。
さて、とりあえず盛岡を目指そう。少し走るとそこは国道4号線。さすが一桁国道、道がしっかりしてる。久しぶりの平地でぐんぐん加速。10時には盛岡に到着。到着してまずはコインランドリーを探す。見つかったものの市街からだいぶ離れてしまった。洗濯が終わるまで約1時間、ランドリー内でまったりすることに。
当初盛岡で装備を調達するつもりだったが、昨日八幡平を越えたことで自信が着いてしまった。無理に軽量化せずとも大丈夫だろう、という結論に。関東に着いたらまた考えよう。なので、今日はひたすら南下する。
寝床は決めていない。だけど、直感が南下しろと言っている気がした。旅をしていて、投げやりに思える行為はほとんどいい方向に流れている。直感を信じ、ひたすら南下する。
このまま南下してどうするのか。太平洋側へ行きたい。だが、いい道がない。山の中で野宿はしたくない。一番簡単なのは仙台まで降りて、そこから海に出ること。しかし、これだと陸前高田市を通り過ぎてしまう。
知り合いがいるわけではないが、"あの時"の縁がある。一年以上振りに、見に行きたいのだ。
途中雨に降られながら、淡々と南下する。さすが国道、走りやすい。予想以上にペースがよく、今日だけで100キロ近く移動できた。北海道では平凡だが、本州でこのペースは上々だ。
そして、近くにあったキャンプ場、北上総合運動公園キャンプ場を寝床に決めた。
このキャンプ場は運動公園の一部で、近くには学校がある。なので、学校帰りの生徒や部活の練習などでにぎわう。犬の散歩なども多く、なんとなく気を使う。しかし話してみると、ライダーやチャリダーはよく来ているらしく、珍しくはないらしい。
ともかく今日もキャンプ場は貸し切り。トイレの近くに大きな四角い岩があり、それが腰掛けるのにちょうどよく、テーブル代わりにもなる。なので、その側にテントを張ることにした。
しかしトイレがくせ者で、ライトが感応式で人が入ると光るようになっているはずだが、人がいなくてもライトがつく。そして、人がいてもライトが消える。とにかく気まぐれ。夜トイレに行くときはライトを忘れずに。
夕食の準備をしていると再び雨がぱらつきだし、テントに避難。前室で調理する。雨は1時間ほどで止んだのだが、これは個人的に好都合だった。
先日のテント水没事件の原因が突き止められるからだ。目星をつけば場所にちょっとした対策を施してみた。これで染みてこないのであればたぶん大丈夫だ。今のところ大丈夫だが、明日の朝、最終結論が出せるだろう。
さて、南下したもののこれからどうしようか?ツーリングマップルを開くと、ちょうどいい感じに東に抜けるルートがあった。種山高原を抜けるルートで、高原にはキャンプ場もある。これなら余裕を持って海に抜けられる。
しかしそれ以上に、抜けた先の地図を見て驚いた。そこが陸前高田の近くだったからだ。
今日がむしゃらに走って、たぶん行けないだろう、なんて思っていたが、実際はどうだろう。直感を信じた結果、こんなルートを知ることができた。これは、行かねばなるまい!