44日目

銀鱗荘〜うらほろ森林公園キャンプ場

すっかり忘れてましたが、北海道入りして昨日で一ヶ月経過しました。人によっては自転車で2週間ぐらいで巡っているのに、どんだけ遅いんだ…。
さらに、今後さらに延期する可能性もでてきた。やばい、このままだと越冬しちゃう!



朝起きて、民宿のオーナーに頂いた蟹を食べ、出発。朝から蟹って凄い贅沢だ。
相部屋のチャリダーの人は疲れているみたいなので、起こさないように注意しつつ出発の準備。最後の最後で起こしてしまったものの、別れの挨拶ができたのは良かった。
銀鱗荘とはこれでお別れ。次来るのはいつになるのか分からないけど、釧路に来たときはまたここに泊まろう。いつかまた。
出発してまず朝マック。昨日のブログが更新できなかったのでここで更新作業。こういうときのマックの安心感はよい!
結構時間がかかり、10時過ぎにマック発。銀鱗荘のオーナーもはじめ、みんながオススメする道の駅「しらぬか恋問」の豚丼を食べに西へ向かう。…今日は向かい風か…。
連休と言うこともあり、道の駅は止めるところに困るほどの車の数。駐輪所も車で支配されていたので、仕方なく隅に停車。
目的は一つ、豚丼を食べること。しばらく順番待ちした後、ようやくテーブルにつく。そして「この豚丼(6枚)」を注文。なかなか美味しかったが、エスカロップの暫定一位は譲れない。けど、エスカロップは上品な味だったが、これはこれでジャンク系でおいしい。問題は高価と言うことか。
食事を終え出発。休みだからか、交通量が多い。38号線は自転車には優しい道ではなく、歩道も路肩もガタガタだ。神経すり減らしながらの走行だ。
細かいアップダウンが続く。海は荒れ、潮が舞う。そして海風がやや強く、道が霞んで見える。どこか幻想的な光景だった。
マックで時間を浪費したため、今日の帯広行きはあきらめ、途中のキャンプ場に進路をとる。しかし日はどんどん傾き、少しずつ焦り始める。いくつかの峠を越え、セイコーマートが見えた。どうしよう?間に合うかな?最寄りのキャンプ場はそこしかなく、途中に道の駅もない。野宿するのに何もない道の真ん中は避けたい。キャンプ場まで残り30キロ。だが、冷静に時計を見るとまだ2時過ぎだった。あ、全然余裕だ。北海道のあまりの日の短さには慣れない。何度同じことをやっているんだ。
今日の目的地は「うらほろ森林公園」。道の駅の近くなのだが、残り1キロになるまで看板も無かったので、途中本当に存在するのか心配になった。いくつかのトンネルを抜けて看板を見たときはホッとした。
ちなみにこのトンネルはくせ者で、狭い。そして交通量も多い。それなら横須賀のトンネルも同じなのだが、一番の難敵は中の道路が砂利道だということだ。路肩というか横は自転車の走行が困難なダートで、ど真ん中のみ舗装されている。交通量が多いなか、堂々と通るしか生きる道はない。時には大胆さも必要。
キャンプ場、というか公園はなにかのイベントがあったのか、親子連れでにぎわっていた。ちょうど終わったようで、帰る車を避けながら管理棟へ。管理人曰く近くに銭湯があるそうだが、ちょうど今日定休日だそうだ。最近は寒いので出来れば風呂には入りたいので、少し残念。
自転車を止めてテントを建てようとして驚いた。もう夜露が降りはじめていた。テントを立て終わる頃には自転車はびしょびしょ。バッグもテント内に入れるのは躊躇われるほど。まだ日も落ちきってないのに、早いものだ。
キャンプ場には先客がおり、ライダーの方が先にテントを張っていた。聞くと地元のライダーだそうだ。話が合い、地元の話などで盛り上がる。食事などを挟み話すが、うっかり話し込んで、気づけば9時。二人とも明日があるので解散。地元の方からの情報は助かる。これからの道、次来るときの見所などを教えてもらった。

ということで、明日は今日行けなかった帯広を目指します。その後は狩勝峠を経由して先へ行くのですが、そこから、ちょっと悩んでます。
というのも、狩勝峠を越えた先は、北に行くと富良野に繋がっているからです。そういえば富良野はあまり見ていない。さらに、今行けば秋の美瑛を見ることが出来るかも。そして、さらに北へ行けば我らが補給基地「旭川」。どうするまた行っちゃう?いや、寄りたい気もするけど寒い。あ、そうだ。秀岳荘行けば焚き火台売ってるな。いや、それより早く東北へ…。


まあまずは帯広だ。それから考えよう。しかし今日のライダーさんも旅好きでいろいろ話したが、やっぱり旅っておもしろい!こうやって悩んでいるときも楽しいのだ。



どうでもいが、さっきから聞こえるのは銃声?猟師ってこんな時間も働いているのかな?うっかり近くに着弾しないかドキドキしてます。