33日目

RH「ブンブンハウス」〜層雲峡オートキャンプ場

これまでの北海道とはまた違う雰囲気の山道の中走る。共通点は、いつ熊が飛び出してきてもおかしくない雰囲気だということ。
しかしここにきて北海道の旅も懸念事項が増える。というのも、ツーリングシーズンも終わり、キャンプ場もライダーハウスも閉鎖しつつあるということ。寒くなってきたし、もうちょっと早く北海道入りしたほうが良かったか…。



朝、まったりと米を炊き、朝カレーを食べる。今日から道東だ。
朝早くは雲が広がっていたが、出発する頃には晴れ間が広がっていた。二輪日和だ。ライダーハウスの人たちと別れ、東を目指す。
分かれる前、徒歩ダーのバックパックを背負わせてもらった。いや、うん、これは無理でしょう。

39号線を走り東へ進む。意外と交通量が多く、路肩はガタガタでガラス片などが散乱。これは走りたくない。途中「旭川層雲峡サイクリングロード」という看板が見え、これは丁度いいと突入。やはりサイクリングロードはいい。しかし今日は向かい風で気持ちよくは走れない。でも、国道に比べると遙かに走りやすい。
しかし、そんな快適時間も長くは続かず、途中で途切れてしまう。まだ東雲のあたりだ。どこかでコースを間違えたのだろうか?再び国道を走る。道には何もない。昼飯どうしようか?この先山道だし、食事がとれる場所もないかもしれない。ドライブインが見えたので、昼前だが早めの昼食をとることにする。
食べたのは舞茸ラーメン。味はいいが、お値段ちょっと高め。
その後ちょっと進むと道の駅のような物が見える。北の森ガーデンという場所らしい。アイスパビリオンというすごい寒さが体験できたり、かわいいヒグマ(原文そのまま)も見れるらしい。観光客が大量におり、どうもこういう場所は嫌いだ。とりあえず「白い恋人ソフト」だけ食べる。味は美味しいけど、中毒になるほどではない。
その後はだいぶ山道になる。所々工事中で片側交互通行。自転車は最後なのだが、自分が渡りきらないと反対車線の車が走れないので、どうしても急いでしまう。で、無駄に体力を消費する。
そこまでキツい坂もなく、淡々と坂を上る。途中パークゴルフ場から旭川層雲峡サイクリングロードに入る道を発見。数時間ぶりに合流。が、ちょっと走ったらまた国道に。これ層雲峡まで途切れることなく行くことできるのか疑問を感じる。
そしてすぐに層雲峡オートキャンプ場に到着。時刻は2時前。何が何でもテントを張るには早すぎる。当初は層雲峡野営場に泊まるつもりだったのだが、すでにシーズンオフで閉鎖中。この先は三国峠越えるまでキャンプ場は無さそうだし、となるとここが三国峠前最後のキャンプ場となる。時間に余裕があるので三国峠を越えることはできそうだが、リスクは減らしたい。今日はここにテントを張ろう。
しかし、シーズンオフで閉鎖するキャンプ場が増えてきた。今日泊まっていたブンブンハウスも今月いっぱいだ。明日の宿泊予定だった「ぬかびらキャンプ場」も、数日前営業を終えていた。だんだんと選択肢が少なくなってきている。そろそろ潮時か…。それでも北海道は元々の選択肢が多いのが救い。
テントを建てる前に、キャンプ場前の土産物屋で少し休憩。コーヒー一杯で粘る。ちなみにこのお店、なかなかアットホームで好きな雰囲気。
で、キャンプ場へ。層雲峡オートキャンプ場となっているが、ツーリングマップルでは青少年旅行村の名前が使われている。ぼろぼろになった看板にはこっちの名前が使われているので、オートキャンプ場とは後から言うようになったのだろうか?受付を済ませ、フリーサイトへ。意外にも結構な数のテントが張られていた。ファミリーキャンプでないとなると、登山客だろうか?
キャンプ場の設備は古いが、使用には問題ない。しかし、平らなところが残っておらず、仕方なく斜面にテントを設営。うーん…ある程度平らなところを選んだが、結構傾いてる…寝れるかな?
キャンプ場の設備を見ながら時間をつぶし、時刻は4時。この時期の北海道は5時には暗くなるので、そろそろ飯の準備をしよう。
炊事場で米を炊こうとすると、ライダーの人と鉢合わせ。いろいろと話をしながら夕食を食べる。あ、今日もカレーです。美瑛で買った米も、残り僅かとなってきた。重量一気に2キロ増の地獄が来るのか…。
先に失礼して、テントに戻ったのが6時。よし、寝よう。6時に寝るなんてよい子もびっくりだ。キャンプ場はラジオも入らず、やることがないのだ。
明日は三国峠(北海道)越え。楽しみだ。明日は寝る予定だったキャンプ場が閉鎖していたので、近くの糠平温泉にあるライダーハウスを目指したいと思います。

ということで、明日は登りと言うこともあり距離は短めの予定。食事中に会ったライダーさんの話によると、この辺はもう紅葉が始まっているようなので、景色を楽しみながらゆっくり行こうと思います。



…どうせゆっくりしか走れないし。