四日目


前橋市ホテル〜猿ヶ京温泉民宿
走行時間 3時間36分33秒(なんか惜しい!)
走行距離 54.57km
平均速度 15.1km/h
最高速度 41.4km/h


例によってワイマックス圏外+更新の元気がないので画像なしです。例によって後日画像を追加します。後日がいつになるかは不明ですが。

今日もいろんな人と出会い、いろんなことを学んだ。毎日この一文で言い表せるが、その中身はとてもブログで書き残せる程度の情報ではない。もっと深く、複雑なのだ。
改めて自分の文章能力の無さに絶望する。そんな私はもちろん理系です。


ちなみに今日、ポメラからQRコード経由で文章をiPhoneに移す際、始めて文字数制限に引っかかりました。iPhoneQRコードを16個までしか連続して読み込めず、ポメラの初期設定では一つのQRコードでは200文字しか生成できません。なので、初期設定で送れるのは200×16で3200文字。ポメラの表示設定で、一度に生成するQRコードの文字数を300にすれば、一度に300×16で4800文字送れます。参考までに。
(31日画像追加)
久しぶりのふかふかベッド。その気持ちよさは反則級で、ベッドに入って3分と待たず熟睡。

しかし、困ったことが起きた。体調が悪いのだ。昨日あまりに体力が有り余っていたので、調子に乗って筋トレなんぞをしてしまった。
朝起きて、筋肉痛に気づく。バカだ。

ホテル泊の翌日は、普通なら快調で出発するのだが、筋肉痛のおかげで力が入らないのだった。
9時に出発し、とりあえず朝食をとることにする。とりあえず北上しつつ店を探すが、なかなか見つからない。マックやミスドならあるが、できればローカルな店に入りたい。そんなこんなしていたらだいぶ北上していた。さすがに腹が減るので、コンビニでおにぎりを食べる。群馬ではSAVE-ONというコンビニが主流なのか、よく見かける。
その後、国道にてロードバイクに乗ったおじさんを発見。話すと、三国峠へのルートを教えてもらい、さらに途中まで先導してもらった。17号線を走るつもりだったが、自転車道などを教えてもらい快調に北へ向かう。
おじさんと別れ、教えてもらった道の駅こもちで少し休憩。

道の駅は平日の朝だというのににぎわっていた。ここで食事をとっても良かったが、生乳ソフトクリームを食べたらおなかが膨れた気がしたので、そのまま出発。しかし、道の駅の木陰でソフトクリーム食べてると、なんとなく「旅してる!」って、思うのはなぜだろう?野宿するのの何倍も旅っぽい。

遠くに見えていた山も目の前に迫り、いよいよ登りが始まる。緩やかな登りが、だんだんときつくなっていく。箱根に比べれば何倍も楽だが、筋肉痛が足を引っ張る。いらないことをした…。
道路が狭いため、歩道を走る。ひたすら走る。気温が高いわけでも坂が急なわけでもないが、体調が悪いため疲れがたまる。ホテルに泊まって体調悪くなるってなんだよ。
時刻は昼に近づき、朝食から昼食の時間に切り替わりつつあった。道の脇には食堂があったりもするが、閉店しているか微妙な店ばかりである。突撃してみるのもいいが、赤恥さらすのが嫌なのだった。トラック運転手のたまり場のような店も入りづらく、じゃあお前はどんな店なら入れるんだよ、とセルフつっこみしつつ坂を上る。久しぶりにコンビニが見えたので少し休憩。昼までには沼田駅あたりまで行く予定だったが、遅れてはいるがなんとか間に合いそうだ。コンビニを抜けてからは歩道がなくなり、狭い道路をトラックにびくびくしながら走る。峠も登り終わったのか、ここからは下りが続く。道の横には利根川が流れ、綺麗なのだが見ている余裕はほとんどない。交通量がべらぼうに多いのだ。
昼になった。腹も減る。いったん国道を離れ沼田駅を目指す。国道沿いにはあまり店がない。駅前に行けばもうちょっと選択肢も増えるだろうと思ったが、そんなことはなかった。なぜか車のディーラーばかりが並び、食事できそうな場所は無かった。
仕方ない。目の前に見えたのはジョイフル。


ま た ファ ミ レ ス か !


再出発後、少し走って17号に合流。午前中に出会った方の話通り、ここからは車の通りが一気に減る。高速やらができたおかげらしい。

が、ここからは本格的に登り。ヒルクライム開始だ。が、猿ヶ京温泉まではそこまで辛い坂もなく、淡々と登ることができた。辛いことは辛いのですが。
温泉街は、言葉は悪いが寂れており、あまり元気を感じない。でも、私はこんな雰囲気が大好きです。

そんな景色に似つかわしくないほど綺麗なローソンで少し休憩し、宿泊予定の民宿へ向かう。
民宿に着いたものの、誰もいない。声をかけても誰も出てこない。はて?受付は別にあるのかな?と思いウロウロするが、場所はあっているらしい。何度か呼びかけると、厨房からおばあさんが顔を出した。

宿泊の旨を伝えると、とりあえずお茶とふかしいもを振る舞ってくれた。

思いがけない差し入れに喜んで食べるが、さらにミニトマトも皿一杯いただく。夕食、いらないかも。

部屋は運が良く、一番いい部屋を案内された。どうやら普段は通さないが、満室だそうだ。運がいい。が、無駄に広い。ちなみに満室の原因が学生(?)の団体客なのだが、夜に騒がしくて怒鳴りに行こうか少し迷いました。チャラい系というよりはインテリ系の団体だったが、空気を読め。
荷物を置いてまったりしていると、おばあさんに呼び出される。何事かと聞くと、夕食を頼んでいた人がキャンセルしたので、食べてほしいということだ。

ということで、夕食をいただいた。美味しいのだが、塩が利いていて水がほしい。だが、無いのだ。なんと最寄りのコンビニはあのローソン。歩いていける距離ではない。次のコンビニは三国峠を越えた先。となると、明日は三国峠攻略前にいったん戻り、行動食などを買い揃える必要がありそうだ。来た道を戻る…アップダウンを思いだし、少し気が滅入る。
せっかく温泉街に来ているので温泉へ行こう。この民宿に泊まれば近くの温泉が無料になるので、ありがたく利用させてもらう。
どうでもいい情報だが、今日からタオルが新品である。というのも、ホテルに洗ったタオルを置いてきてしまったからだ。念のため持ってきていたタオルが、役に立つとは思わなかった…。
温泉は小さなところで、10人も入れないだろう。しかし綺麗でいいところだった。体を洗っていると、隣にいたおじいさんに話しかけら、だんだん話が弾んだ。90に近いおじいさんで、近くの別荘に住んでいるらしい。最近奥さんを亡くしたそうで、なんやかんやあってここに来ているそうだ。そうこう話していると、おじいさんの別荘に招待される。別荘は森の奥で、街灯は無いが道路はしっかり整備された不思議な場所だった。
料理が振る舞われ、いろいろと話をする。話を聞いていて、人生経験が違いすぎることを実感する。戦前からの昔話から、最近の話まで。戦争中に仏像を守るために駆け回った話、去年腸のあちこちにポリープがあることを奇跡的に発見し、手術をした話もあった。今のところは経過は良好らしい。
年を感じさせない元気な方だった。まさかご飯をどんぶり大盛り。さらにラーメンに味噌汁に漬け物に、食べられないほど振る舞われた。おじいさんも同じ量を普通に食べる。どうやらこれが標準らしい。普段でも食べれないが、今日は民宿で思わぬ食事を振る舞われている。が、残すと失礼だ。気合いで食べるが、さすがに苦しい。それでも気合いで食べると、さすがにリバースする兆候が見られてあきらめた。
楽しかった話もお開きとなり、最後は互いの連絡先を交換し、民宿まで送ってもらう。旅が終わったら、一筆書きます。それまで死なないでくださいよ、おじいさん。
いろいろなことを学んだ一日だった。走行距離こそ伸びなかったが、旅の目的は走ることではない。なら何のため?それを知るための旅だ。


感慨にふけってもいられない。明日は三国峠越えだ。出会う人すべてが言うのが、三国トンネルの危険性。そこだけは特に注意して走らないといけない。
それでも明日は魚沼市あたりまで行く予定です。魚沼市周辺はいくつかキャンプサイトがあるので、キャンプ場泊を予定しています。安いホテルがあればホテル泊も考慮します。というのも、もう一度作戦会議を開きたいからだ。

作戦会議とは
・作戦会議とは、デジタル機器を活用し、情報を収集、対策を練る行動のことである。実施するにはパソコンとインターネット回線が必要で、さらに電源が確保できるのが望ましい。もっと言えば、プライベートが確保できればモアベター
iPhoneでもできないことはないが、効率は大幅に落ちる。

というのも、実は問題は明後日なのです。新潟に着いたことで、三つの選択肢が生まれます。

一つはこれから海沿いを通り東北へ行くルート。
そしてフェリーを使って北海道へ行くルート。
そして佐渡島へ行くルート。

どのルートから攻めるか。まだ決まっていません。

佐渡島→東北→北海道というのを考えているが、どうだろうか?もうすぐ夏は終わり、秋となり、冬となる。どの季節にどのルートを通ればいいのか、考えないといけない。



考えるのは大変だが、考えているときが一番楽しい。