明日の相棒を求め3


福岡3日目。もうたくさんだ。旅にでたい。相棒探しに時間をかけていられない。なので、当初のA案を強行することにした。
ベースとするのは「ボロいMTB」ことスコットのフルリジットMTB。20年前の自転車だ。
それはぼろく、一部が腐っている。耐久性は大丈夫なのか?そんなことは分からない。とにかくでれば分かることだ。
今はとにかく出発したい。が、補修パーツを注文したところ、これからお盆休みで到着は遅れそうである。
なので、到着までの間どこかに旅に出ようと思う。自分の居場所はここじゃない。そう感じるのだ。
冒頭の写真を見て「なんだ、言うほどボロくないじゃないか」と思ったあなた。残念ですが、レストア後の姿です。
どういった経緯で手に入れたかは知らないが、実家の裏で10年以上放置されていたのを発見し、安価に修理したのが冒頭の姿です。発見時はひどく、ほとんどのパーツが腐っていました。ホイールは試しに走ったらスポークが弾け飛んだ(実話)ので、ホイールは新調しています。それが5年ほど前。その後実家に置いて、帰省時の足として活躍していた。
今日改めて乗ってみてが、乗り味はとってもマイルド。加速もマイルド。ゆっくり漕ぐにはちょうどいい。なら、日本一周も大丈夫だね!という短絡的思考で相棒決定。
しかし5年前に安価に修理したままでは日本一周なんてとても耐えれない。なので、オーバーホールを行い、危ないパーツは交換することにしました。

そして分解開始。開始5分で、使えるパーツは新調したホイールぐらいと判明。フレームはかなり錆が浮いており、危険な匂いがする。

取り外した前後の変速機。動きはとても渋い。これは交換。

サクサクと分解し、残るはボトムブラケットのみ。ボトムブラケットって何?と思った人はすぐに分かります。

これです。これを取り外すだけで、3時間以上かかりました。がっちり固着していたので、その日のうちに取れただけ良かったのかもしれません。ボトムブラケットは以前のレストア時に交換しようと思ったのですが、その時は外れず諦めてました。5年ぶりのリベンジ達成です。ボトムブラケットは自転車の命なので、少しいいものに交換します。

ちなみに、ボトムブラケットの固着っぷりは酷く、結局固定しているパーツを破壊しました。

ドライバーでゴリゴリ破壊。かなりフレームにもダメージを与えたので、これから心配です。

そしてボトムブラケットの入っていたフレーム内…。だ、大丈夫!

そんなこんなで分解完了。パーツ到着までまだまだ時間がかかりそうなので、しばらくこのままです。その間フレーム磨いたりして、余力があればフレームの再塗装なんかも考えています。


あれこれ相棒で悩みましたが、なんだかんだで私は自転車人です。かなり先行き不安ですが、なんとかなるでしょう。