神福七日目 滋賀県草津市ホテル〜兵庫県尼崎市ホテル


すっかり真っ黒に焼けた肌。昨日兆候があり、今日から本格的に脱皮が始まりました。しかし自転車に乗っている間ずっと同じ姿勢なので、焼けるのは片面だけだ。どうせなら全身焼きたいのですが、さすがに裸で走るわけにはいかんですよ。
そういえば明日で出発から一週間。先週の今はまだ自分の部屋にいたわけで、そう考えるとなんだか不思議な気がします。というか一週間経ってまだ兵庫県!?日本って結構大きいですね。

昨晩泊まったホテルだが、格安だったにもかかわらず朝食サービス付きだった。食べ放題ということで、モリモリ食べさせてもらった。ビジネス客ばかりのなか、私一人明らかに雰囲気が違っていたが、気にしない。
朝食もがっつり食べ、10時出発。どうしても滋賀から脱出するには山を超えるしか無く、腹をくくってヒルクライム開始。登りはもう慣れたが、きついものはきつい。しかし今日はしっかり朝食をとっているので、なんとかなった。昨日なんかは体がほとんど動かなかったので、たぶんハンガーノック寸前だったんだな、と今になって思います。持ってて良かった行動食。

山を超え、ようやく京都に到着。ここからは平地が続き、さらに道も広くとても走りやすい。

人生で一度は行ってみたかった京都。そこにようやくやってきた。しかし今回は観光無しなので通り過ぎます。次来るときは数泊しようと思います。

そして相変わらず国道を追い出され、陸橋を渡るの図。走ってて思うのは、日本の道路は自転車のことをこれっぽっちも考えていないということだ。

ビデオ止め忘れて偶然撮られた食事風景。出発時、行動食を買い足そうとコンビニを探していたが見つからず、あったのはドラッグストア。そうだ、行動食ならドラッグストアにも売っている。ていうか本来ここで買うものである。最近コンビニの便利さに慣れすぎて、コンビニ以外で買い物しなくなっていた。そしてさすがドラッグストア、安い!うっかり大量に購入。だが、コンビニで買うことを考えたら遥かに安価である。

その後は順調に国道を下る。が、国道を走れるからといっても自転車には辛い環境である。すぐ横をトラックが駆け抜けていくのはいつもヒヤヒヤさせられる。なのでできることなら避けたい。
そこで見つけた川沿いの道。サイクリングロードのような快適な道を願い向かってみると、これが正解。と思いきや、途中から無舗装のオフロードコースになっていた。この荷物でオフロード走行は不可能だが、かといって今きた道を引き返すのも癪である。しょうがなく押して通過。かえって精神的にも肉体的に疲れさせられる結果となった。やはり素直に大きな道を走ったほうがいいのかもしれない。

しかし河川敷の道は総じて走っていて気持ちいい。こういう場所を一日中走れたら幸せだろうな。

なぜか左の少年にライバル視される。もちろん大人の対応でぶっちぎってやりました!レースに夢中になって体力がすっからかんになっただけでなく、道を間違えて酷いことになったのは秘密です。

そんなときにまた訪れた国道からの追放。ヒルクライムもきついが、一番つらいのが押して登る階段。後ろに比べて前が軽すぎるので、押そうとしてバックフリップを何回しただろうか?

日も暮れ始め、そろそろ寝床を探さないといけない。2日に一度は野宿しようと思ったもの、実際はホテルばかり。野宿をしたいが、いい場所がない。というか私が野宿できるのはキャンプ場か道の駅。それ以外はまだできません。どこでも寝られる根性が欲しいです。
とりあえず今日もリッチにホテル泊。場所がわからないのでiPhoneナビ起動。ナビがあると快適で、すんなりと到着。


しかし自転車を停めるスペースがなく、しょうがなく自転車は少し歩いた場所にある駐輪場に預けることにした。その際荷物を全て部屋に移し、身軽になった自転車に乗って驚いた。
軽い!軽すぎる!なんだこの加速!あまりの軽さにかえってフラフラし、加速で転びそうになった。そうだ、私は自転車のこれが好きなんだ。今回強引に旅仕様にしたロードバイクだが、やはりこいつはロードバイクだ。キャンピングでもランドナーでもない。なんとなく重い荷物を乗せて申し訳ない気持ちになる。素の状態の自転車はとても軽く、走っていて気持ちがいい。

楽しかった。正直ここ最近、走っていて楽しくない。はっきり言って走らされているだけだ。自転車がバイクにも自動車にも勝てる性能が軽さ。そして私が自転車に乗る意味。先日の友人との会話もあり、今後の方向性が変わってきていた。
その後しばらく本来のロードバイクの走りを堪能し、駐輪場に預ける。ホテルは安かったが、駐輪代を合わせるとそうでも無くなったのが残念だ。

明日は姫路あたりを目指しますが、できれば兵庫を抜けたいですね。頑張ります。